
「知る」だけでは終わらせない。
本物の体験につなげるためのフラッシュカード教育
当園では、日々の保育の中にフラッシュカードを取り入れています。フラッシュカードというと、「小さいうちから勉強させるもの」というイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、私たちの考えは少し違います。フラッシュカードの目的は、知識を詰め込むことではなく、子どもたちの世界を広げること。そして、「知ること」と「体験すること」をつなげることです。

子どもの脳は、驚くほどのスピードで成長しています
0歳から3歳頃までの子どもたちは、人生の中でもっとも吸収力が高い時期を迎えています。
言葉を覚える。
人の表情を読み取る。
色や形を認識する。
目に映るもの、
耳から聞こえるもの、
手で触れるもの。
そのすべてが成長につながっています。
だからこそ私たちは、この大切な時期に、できるだけ多くの良質な刺激を届けたいと考えています。
フラッシュカードの本当の魅力とは?
フラッシュカードとは、絵や文字が描かれたカードをテンポよく見せる取り組みです。
動物、野菜、果物、乗り物、季節のもの、身近な自然。子どもたちは、大人が驚くほどの集中力でカードを見つめています。そして、「あっ!」「見たことある!」「知ってる!」そんな小さな反応を見せてくれます。
私たちが大切にしているのは、覚えたかどうかではありません。子どもたちの中に、「これは何だろう?」という興味の種が生まれることです。

カードで見た野菜を、畑で見つける
例えば、フラッシュカードでトマトを見た子どもがいます。後日、畑に行く。すると、「あっ!トマト!」と指を差します。カードの中にあったものが、目の前に現れるのです。
さらに収穫する。
触ってみる。
匂いを感じる。
そして食べる。
そこで初めて、「トマト」という言葉が、本物の体験として子どもの中に残ります。

私たちが育てたいのは「好奇心」です
これからの時代は、答えを覚える力よりも、自ら興味を持ち、自ら学ぼうとする力が大切だと言われています。私たちは、その土台となる好奇心を育てたいと考えています。だからフラッシュカードも、単なる知育としては行いません。
カードを見て終わりではなく、実際に見て、触れて、感じて、体験する。そこまで含めて、私たちの保育です。フラッシュカードで出会った言葉や知識が、子どもたちの日常の中で少しずつつながっていく。
散歩中に見つけた花。
公園で出会った虫。
畑で育つ野菜。
そんな一つひとつの発見が、「知るって楽しい」「もっと見てみたい」という気持ちを育てていきます。
私たちはこれからも、フラッシュカードを通して、子どもたちの好奇心の芽を育みながら、一人ひとりの可能性を大切に見守っていきます。