
食べることは、ただの栄養補給ではありません
私たちは、「食べること」は単なる栄養補給ではないと考えています。
特に0歳から2歳という時期は、体の土台だけでなく、「感じ方」「好み」「習慣」といった、その後の人生に長く影響する感覚が育つ大切な時期です。この時期にどんな食材に触れ、どんな味を知るか。
それによって、「食べることが好きな子になるのか」が決まっていきます。

![]()
味覚は“経験”でつくられる
野菜が苦手になる理由の多くは、「味」そのものではありません。本来、自然に育った野菜には、甘みや香りがあります。
しかし、鮮度や栽培方法によって味が変わると、子どもにとっては「おいしくないもの」として記憶されてしまいます。一度その記憶がつくと、食べる前から拒否するようになり、食の幅は狭くなっていきます。だからこそ私たちは、「何を食べさせるか」をとても大切にしています。
![]()
コトナファームの野菜が持つ力
コトナキッズでは、自社で「コトナファーム」を運営し、無農薬で野菜を育てています。土づくりからこだわり、自然の力を活かして育てた野菜は、しっかりとした味と栄養を持っています。その野菜が収穫後すぐに園に届き、給食として提供されています。

![]()
野菜の栄養が、体をつくる
野菜に含まれる栄養素は、子どもたちの体づくりに欠かせません。
たとえば、
・ビタミンA:皮膚や粘膜を守り、免疫力を高める
・ビタミンC:風邪予防や疲労回復をサポートする
・食物繊維:腸内環境を整え、便通を良くする
・カリウム:体内の水分バランスを整える
これらは、成長期の子どもにとって基礎となる働きです。

実は「心」にも影響しています
食事は、体だけでなく「心」にも影響します。腸内環境が整うことで、気分の安定に関わる神経伝達物質(セロトニンなど)の働きがサポートされると言われています。
つまり、食べるものによって、「落ち着きやすい子」「イライラしやすい子」といった違いが生まれることもあるのです。また、自然な味に触れることで、刺激の強い味に依存しにくくなり、穏やかな感覚が育っていきます。

![]()
体験が、食べる力を変える
私たちが大切にしているのは、食材そのものだけではありません。実際に農園に行き、土に触れる。
苗を植える。収穫する。こうした体験を通して、子どもたちは「食べ物は作られている」ということを、感覚で理解していきます。自分で触れた野菜は、不思議と口に運びやすくなります。それまで食べなかった子が、食べるようになる。これは決して珍しいことではありません。
![]()
「教える」のではなく、「感じる」食育
私たちは、「食べなさい」と教えることよりも、「自分から食べたくなる体験」を大切にしています。知識ではなく、実感。
指示ではなく、納得。
この違いが、食べる力の根っこをつくります。

![]()
なぜ、ここまでこだわるのか
効率だけを考えれば、外部から仕入れる方が簡単です。しかしそれでは、「どんな食材か分からない」という状態になってしまいます。私たちは、そこを曖昧にしたくありません。子どもたちが毎日口にするものだからこそ、きちんと向き合い、責任を持ちたい。その想いから、コトナファームを運営しています。

食べることは、生きること
この時期に育った感覚は、大人になっても残り続けます。
「食べることが好き」
「自然の味をおいしいと感じる」
「食べ物に感謝できる」
こうした力は、一生ものです。私たちは、日々の食事と体験を通して、その子の未来につながる土台を育てていきます。